「潰れそうな会社の特徴を知りたい」
「会社が最近おかしい」
「会社が潰れそう」
こんな悩みを解決する記事です。
潰れそうな運送会社について見ていきましょう。
運送会社を経営する私が、潰れそうな運送会社について解説します!
潰れそうな運送会社と、対応策について解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 潰れそうな運送会社の特徴
- 潰れるとどうなるのか
- 倒産への対応策
潰れそうな運送会社の前兆17選
潰れそうな運送会社には何かしらの前兆があります。
運送会社が経営難に陥っている可能性が高いと判断できる前兆をまとめました。このような兆候が複数当てはまる場合、経営が厳しい状況である可能性があります。
あなたの会社に、心当たりがないか確かめていきましょう!
前兆①:経営者が不安そう
経営者や社長が常に不安そうにしている場合、その背後には深刻な経営問題が隠れていることが多いです。
資金繰りの悪化
・従業員給与や取引先や借入金返済に困っている。
売上の減少
・荷主や取引先が離れていく。
業績悪化
・競合他社に顧客を奪われている。
社長や経営陣が、不安やストレスを抱えている場合は、「資金繰り」「売上の減少」で悩んでいる可能性が高い。
経営者が常に「イライラ」「悩んでいる」状態では、不安が会社に伝わります。
- 従業員のモチベーション低下
- トラブルの増加
- 経営者への不信感
経営者の不安や態度は、会社全体の空気を決定づけます。仕事が上手くいかなくなり、さらに経営が困難になる。
経営者の不安は、会社に伝わる!
前兆②:経営者が銀行へ頻繁に行く
経営者が銀行を頻繁に訪れている場合、それは資金繰りの悪化を示す重大なサインです。
- 新規の借り入れ:経費や給与の支払いに困窮している可能性が高い。
- 融資の延長:返済スケジュールの変更の交渉。
- 返済の見直し:返済が滞っており、銀行側から催促を受けている。
資金がないので、銀行に経営者自ら交渉しているのは、業績が悪く説明などが必要なためです。
「信用の低下」「倒産のリスク増加」「時間の浪費」など経営が困難になる。銀行との交渉が上手くいかなければ、資金がなくなり倒産する。
銀行との交渉が上手くいかないと、やばい!
前兆③:弁護士・行政書士が会社に頻繁に来る
弁護士や行政書士が頻繁に会社を訪れる状況は、会社が倒産に向けた準備を進めている可能性が高いことを示しています。
「倒産の準備」「手続きのアドバイス」「書類整理」など、会社整理や清算のための手続きを進めている可能性が高い。
弁護士や行政書士が頻繁に会社に訪れる場合は、倒産が近いサインです。実際に倒産手続きを進めている場合、資金繰りや事業運営に改善の余地がほとんど残っていないと考えられます。
弁護士や行政書士の訪問は、必ずしも倒産を意味するわけではありませんが、経営が危機的な状況にあることを示している場合がほとんどです。
倒産の手続きを行っている可能性が高い!
前兆④:小さな経費を削減
潰れそうな会社の典型的な特徴のひとつは、必要以上に小さな経費まで削減を始めることです。
- 光熱費の節約
- アイドリング停止
- 燃費のいい運転
- タイヤ・ワイパーなど変えない
- 3か月点検しない
業務に直接影響を与える削減も含まれ、会社全体の機能が低下する原因となります。
もともと経費を削減する会社は大丈夫ですが「急に経費を削減」「違反行為」こんな会社は、資金繰りが大変なことがわかる。
あまりに小さな経費削減が頻繁に行われる会社は、倒産が近い可能性が高いです。 業務に必要な部分まで削減してしまうと、結果的に事業の悪化を加速させます。
あまりにも小さい経費を気にしていると、やばい!
前兆⑤:大口な取引先の倒産
運送会社にとって、大口の取引先の倒産は致命的な影響を及ぼします。特に一部の大口顧客に依存している場合、この状況は「連鎖倒産」を引き起こす可能性があります。
- 売上が回収できない
- 仕事量の減少
- 資金不足
- 信用低下
大口取引先の倒産は、会社全体の業績に直結する深刻な問題です。
連鎖倒産しやすい!
前兆⑥:仕事が少ない
仕事量が減少している会社は、売上不足により経営が厳しい状態です。
資金不足
・売上が少なく、給与や経費の支払いが困難になる。赤字が続き、経営が行き詰まる。
従業員のモチベーション低下
・給与が低下し、やる気が下がる。離職者が増え、さらに業務が回らなくなる。
トラブルの増加
・人手不足や士気低下により、ミスや顧客対応のトラブルが増加。信頼を失い、さらに仕事が減る悪循環に。
仕事が少ない状況が長く続くようだと、倒産のリスクは高くなる。
仕事がなければ倒産する!
前兆⑦:設備投資がない
設備投資をしない会社は、資金不足により経営が厳しい可能性が高いです。
老朽化によるコスト増
・古いトラックは修理費がかさむ。
・故障頻発で業務に支障が出る。
競争力の低下
・安全装置や必要な道具が不足しているため、安全に働けない。
業務効率の悪化
・ITシステムや道具が不足しているため、効率が悪い。
・従業員の負担増加で離職リスクも高まる。
設備投資を怠ると、長期的に業績が悪化します。今も経営が厳しいが、さらに経営が苦しくなる。
設備が古く、生産性が下がる!
前兆⑧:悪い噂が多い
悪い噂がある会社は、実際に経営が良くないことが多い。企業にとって悪い噂は経営に直接的な悪影響を及ぼします。
悪い噂があることで
- 取引先から信用されない
- 顧客が減る
- 採用が難しい
- 悪循環の加速
悪い噂が広まると「仕事が減る」「修理をしてもらえない」など仕事が上手くいかなくなる。また新規の採用もできなくなり、人手が足りなくなる。
悪い噂が本当であるケースも多いですが、場合によっては誤解や過剰な偏見も含まれることがあるため、冷静に状況を分析することも必要です。
悪い噂は、本当なことが多い!
前兆⑨:退職者が増える
退職者が増えることが、会社にとって倒産の前兆であります。
仕事がない:安定した収入を得られなく、優秀な人材が次々と辞めていく。
稼げない:努力に見合った報酬がないと、退職者が増えやすくなる。
雰囲気が悪い:トラブルや不満が多く、働きにくさを感じる。
結果として、仕事の負担が増し、退職者が続出することで残された従業員の労働環境も悪化します。新規採用も難しくなり、仕事が回らなくなると、業績の低迷に繋がり、さらに人材が離れていくという悪循環が生まれます。
このような状況では、企業の評判が落ち、仕事を失うリスクも高まります。
退職者が多くて、仕事が回らない!
前兆⑩:ずっと人手不足
人手不足が続く会社にとって、それは非常に危険な前兆であり、倒産のリスクが高まります
- 仕事が回らない
・人手不足だと、仕事が回らなく仕事を断ります。顧客から信頼を失い、取引先からの仕事が減少していきます - 従業員の負担が増える
・1人ひとりの仕事の負担が増え、ストレスや不満が溜まります。 - トラブル増加
従業員が疲弊していく中で、業務におけるトラブルやミスが増える。
少ない人員で多くの業務を行うので、「1人の仕事の負担が多い」「会社の雰囲気が悪くなる」「トラブルが増える」「さらに退職者が増える」など悪循環が止まらない。
人手不足が続くと、企業の業績は悪化し、最終的には倒産の危機に陥る可能性が高くなります。
人手不足で倒産することもある!
前兆⑪:給与が減る
給与を減らすことは、企業の最終手段です。経営が深刻な状態であることを示す重要な前兆です。
経営者が給与を削減するという決断を下す理由には「資金繰りの悪化」「業績の低迷」などが原因のことが多い。
また減給による影響は非常に大きいです。
社員のモチベーション低下
・仕事への意欲を失い、仕事に対する熱意が薄れていきます。
離職者の増加
・生活が苦しくなり、転職する人が増える。ますます人手不足になり、経営がさらに困難になります。
トラブル増加:離職やモチベーションの低下が続けば、業務がうまく回らなくなります。
給与が減少するという状況は、企業の経営が極めて厳しい状態にあることを示すサインであり、倒産のリスクが近づいていることを警戒しなければなりません。
給与が下がる会社は倒産が近い!
前兆⑫:トラブルの増加
トラブルの増加は、企業が倒産に近づいているサインとして非常に重要です。様々な方面でトラブルが発生すると、企業の信頼性が低下し、業績がさらに悪化します。
顧客からのクレーム
・クレームや不満が増え、仕事を失う。
・クレーム処理に時間とリソースを割かなければならず、効率が落ちる。
取引先との問題
・修理や納品などの対応が遅れたり、品質が低下することで仕事が遅くなる。
従業員とのトラブル
・不満が多く、トラブルを引き起こす。
・退職者が増加し、仕事の回転がうまくいかなくなります。
トラブルが増えると、それを解決するために余分な時間とコストがかかります。これが続くと、収益がなくなり、倒産リスクが高まります。
トラブルが多いのは経営に問題がある!
前兆⑬:ボーナスカット
ボーナスカットは、企業の経営状況が非常に厳しくなっていることを示す強い前兆です。
- 業績が悪い
- 経営が不安定
- 従業員のモチベーションが下がる
- 企業の評判悪化
ボーナスが何年もカットされ続ける状況は、企業が倒産に向かっている証拠となります。
「ボーナスが出なかった」噂も広まり、業績が悪いことを知られて警戒される。
何年もボーナスカットが続く場合はやばい!
前兆⑭:給与が遅れる
給与の支払いが遅れることは、企業の経営状況が非常に深刻であることを示すサインです。
給与は従業員にとって最も重要な報酬です。給与の支払いは、最優先することです。支払が遅れることは、経営が厳しい状態です。
経営の厳しさ:企業が資金繰りに苦しんでいる証拠です。企業は通常、従業員への給与支払いを最優先事項として扱いますが、それができないということは、他の経営資源も極端に不足している可能性が高い。
モチベーションが低下:従業員は経営者に対する信頼を失い、仕事に対するモチベーションが低下します。、転職する人が増加します。
評判の悪化:従業員の不満や噂が広がることで、取引先や顧客の信頼も失う。
「頻繁に遅れる」「何か月も遅れてる」こんな会社は、経営がかなり深刻です。平気で従業員の給与の支払いを遅らす会社は、早く辞めた方がいい。
給与の支払いが遅れることが常態化している場合、倒産は時間の問題!
前兆⑮:希望退職を募る
希望退職を募ることは、企業の経営が悪化していることを示す重大なサインです。
- 人件費の削減
- 事業の縮小
- 優秀な人材の喪失
- 経営の再建の難しさ
希望退職を募る段階にまで至る企業は、経営状態が非常に厳しい。
再建には大きな労力と時間がかかる場合が多いです。上手くいけば経営が改善されますが、優秀な人材がいなくなったり、売上が下がったり、再建はなかなか難しい。
仕事が上手くいっていない!
前兆⑯:取引を避けられる
取引先に避けられることは、企業の信頼が失われ、倒産の危機が迫っていることを示しています。
取引先や顧客がリスクを避けようとするのは、支払いや適正な取引ができないためです。
「修理してもらえない」
「タイヤを買えない」
「仕事をもらえない」
修理や購入ができなくなり、トラックの故障をすぐに直せない。仕事ができなくて、「信頼を失う」「コストの増加」など、さらに経営が困難になる。
取引を避けられている会社はやばいです!
前兆⑰:資産を売却している
資産を売却することは、企業の経営が非常に困難な状況にあることを示す重大な前兆です。
業績が悪化し、資金繰りがつかなくなると、企業は一時的な資金調達の手段として保有している資産を売却することがあります。
- 倉庫
- 土地
- 車
- トラック
- リフト
必要な設備や資源を失い、事業の成長が止まります。無理やり資金を作り出しても、根本的な経営の問題が解決されない限り、長期的に企業を運営するのは難しいです。
無理やり資金を作っている!
会社が倒産するとどうなるか?
会社が倒産すると大変です。生活に直結する問題が発生し、また倒産後の手続きや対応に多くの時間と手間がかかります。
給与・賞与が全額もらえない
・倒産すると、給与や賞与が全額もらえない可能性が高く。すでに支払いが遅れている分は、最終的に未払い分が回収できないこともあります。生活費ができなくなる。
退職金がもらえない
・倒産時には、退職金の支払いがない場合があります。退職金の支払いが優先順位の低いため、退職金が支払われないことが多いです。これにより、長年働いてきた報酬が受け取れない。
有給休暇を消化できない
・企業が倒産した場合、未消化の有給休暇は無効となることが多いため、有休分を損をする。
失業保険などの手続き
・会社が倒産すると、従業員は失業保険の手続きを行わなければなりません。「書類の準備」「求職活動の報告」など、手間と時間がかかります。さらに、給付開始までに時間がかかることもあるため、倒産後しばらくは収入がない状態になります。
仕事がなくなる
・会社が倒産すれば、当たり前ですが仕事はなくなります。再就職には時間がかかり、不安になります。
倒産後は生活が困難になるだけでなく、手続きや新しい仕事を見つけるまでの時間的にも精神的にも負担が大きいです。
倒産に直面した場合、早急に必要な手続きや支援を受けるための行動しなけらばならない。
会社が倒産すると生活が困り、手続きなどが面倒です!
会社が倒産しそうな場合の対処法
会社が倒産しそうな場合の対処法を見ていきましょう。
- 転職活動
- 退職
会社が倒産しそうな場合、早期に対処することで損失を最小限に抑えることができます。
対処法①:転職活動
今すぐ転職活動を始めることが重要です。
求人数の増加
・求人数が多いため、自分に合う会社がある。
条件が良い
・企業は人手不足のため条件を良くしている。
採用されやすい
・人材を積極的に採用しているため、採用されやすい。
今は、2024年問題の影響で転職するチャンスです。転職の成功確率が高い。
- 収入アップ:給与アップが期待できるチャンス。
- 働きやすい:条件が良い会社、働きやすい職場環境が見つかる。
- 信頼できる:安心して働くことができ、仕事に集中でき、ミスや事故も減ります。
会社が倒産しそうだと感じた場合、早めに転職活動を開始することで、将来の不安を減らすことができます。
倒産してからでは、再就職までの時間がかかる。生活が崩れて、立て直しが難しくなります。今のうちに転職先を決めておくことで、スムーズに新しい職場に転職できる。
チャンスを掴んで、収入アップしよう!
転職活動におけるポイント
働きやすさや職場の文化も重要なポイントです。給与だけでなく、会社の環境や自分のキャリアに合った企業を選びましょう。
優良な求人サイトには信頼できる企業や優良な求人が多数あります。これを利用することで、転職活動が効率的に進みます。
「検索しやすさ」「企業の信頼性」を重視した求人サイトを使うと、ミスマッチを防ぎ、転職成功の可能性が高くなります。
絶対に求人サイトを利用しよう!
対処法②:退職
会社が倒産しそうな状況において、「転職活動が難しい」や「すぐに倒産しそうで不安」という方は、退職を検討するのも有効な選択肢です。
「仕事が忙しくて転職活動できない」
「体がきつい」
「すぐに倒産しそう」
「希望退職を募っていて退職金が増える」
こんな状況なら、退職を選択しよう。
給与・退職金の確保
・倒産前に退職すれば、未払い給与や退職金を受け取る可能性が高まります。倒産後ではこれらが受け取れない場合があります。
不安からの解放
・倒産するかもしれないという不安から解放され、精神的な余裕が生まれます。
転職活動の準備ができる
・退職後に時間を確保し、計画的に転職活動を進められます。失業保険があるため、急いで就職する必要がなく、より良い条件の職場を見つけることができます。
倒産しそうな会社にしがみつくよりも、退職して新しい道を探す方が、生活の安定と心の余裕を取り戻す近道です。自分に合ったタイミングで退職や転職活動を始め、次のステップに進みましょう。
今、きつい方はすぐに退職しよう!
自分で退職を伝えるのが難しい場合
「上司に退職を言い出せない」「退職を引き留められるのが怖い」という方は、退職代行サービスを利用するのも一つの方法です。退職代行を使えば、直接会社とやり取りせずに退職できる。
退職代行の選び方
- 実績がある
- 費用が明確
信頼できる退職代行サービスを選ぶことで、安心して手続きを任せられます。サービス内容と料金を比較し、納得のいくところを選びましょう。
▼退職代行の選び方
まとめ:潰れそうな会社から逃げろ!
今回は、倒産の危険性がある会社に共通する特徴と、その対応策について詳しく解説しました。倒産の兆候を知っていることで、リスクを回避できます。
- 経営者が不安そう
- 経営者が銀行へ頻繁に行く
- 弁護士・行政書士が会社に頻繁に来る
- 小さな経費を削減
- 大口な取引先の倒産
- 仕事が少ない
- 設備投資がない
- 悪い噂が多い
- 退職者が増える
- ずっと人手不足
- 給与が減る
- トラブルの増加
- ボーナスカット
- 給与が遅れる
- 希望退職を募る
- 取引を避けられる
- 資産を売却している
1つだけ当てはまるくらいなら倒産のリスクは低いですが、当てはまる数が多いほど、倒産のリスクが高い。
働いている会社がどうなのかチェックしよう!
会社が倒産すると
- 給与・賞与の未払い
- 退職金の未払い
- 有給休暇の消化
- 失業保険の手続き
- 生活への影響
倒産は明日するかもしれません。急に収入が無くなり、生活ができなくなる。倒産しそうな会社で働いている場合は、早急に対策しよう。
対策①:転職活動
今すぐ転職活動を始めることが重要です!
- 求人数の増加
- 条件の良さ
- 採用されやすい
2024年問題の影響もあり、転職の成功確率が高まっています。このチャンスを活かして、収入アップや働きやすい環境を目指しましょう。
- 自分に合った求人を選ぶ
- 優良な求人サイトを活用
2つを意識することで、転職が成功します。今のうちに行動し、チャンスを掴みましょう!
対策②:退職
転職活動が難しい場合やすぐに倒産しそうな場合は、退職を検討しましょう。
「忙しくて転職活動ができない」「きつい」「すぐに倒産しそう」「希望退職制度で退職金が増える」こんな状況なら、すぐに退職をしよう。
- 給与・退職金の確保
- 不安からの解放
- 転職準備の時間確保
「退職を伝えるのが怖い」「引き留められたくない」という場合は、退職代行サービスを利用するのも有効な方法です。
安心して退職を進めるために、信頼できる退職代行サービスを選び、次のステップに進みましょう!
きついと感じる場合は、無理をせず早めの決断を!
▼転職を成功させるためには