「熱中症になりかけた…」
「熱中症の対策を知りたい!」
「熱中症になると、どうなる?」
こんな悩みを解決する記事です。
トラック運転手は熱中症になりやすいです。

運送会社を経営する私が、熱中症について書きました。
熱中症の危険性と、熱中症の対策を解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 熱中症の危険性
- 熱中症の対応策
- 熱中症になった時の対処法
熱中症とは


命に関わる危険な症状!予防と対策をしっかりと
夏になると特に増える「熱中症」。
実は、命に関わる重大な健康トラブルです。
特に運送業や屋外での仕事では、常にリスクがあるため注意が必要です。
熱中症とは・・・
高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態。
軽度(めまい・立ちくらみ)
中等度(頭痛・吐き気)
重度(意識障害・けいれん・呼吸困難)
熱中症を発症した場合、迅速な対処が重要です。
特に重度の場合、救急搬送が必要となり、命に関わることもあります。



熱中症は危険なので対策しよう!
トラック運転手の熱中症対策5選
トラック運転手は、
「エアコンが効きにくい車内」
「長時間の運転」
によって、熱中症のリスクが非常に高い!
- ①水分補給
- ②室温管理
- ③休憩
- ④体調管理
- ⑤働きやすい会社
安全に仕事を続けるためには、正しい対策が欠かせません!
熱中症対策①:水分補給


“飲むタイミング”が命を守るカギ!
トラック運転手は
「長時間の運転」
「車内の高温」
により、脱水症状や熱中症のリスクが高いです。
そのため、正しい水分補給が命を守るための最重要対策のひとつです。
✅ こまめに水分をとる
- 一度に大量ではなく、少量ずつ摂取する!
- 「喉が渇いた」と感じ前に水分補給を!
✅ スポーツドリンクがおすすめ
- 水分+塩分を同時に補給できる!
- 汗で失われる塩分を補い、熱中症を防ぐ!
避けた方がいい飲み物
- コーヒー・お茶
→ 利尿作用によって脱水を引き起こす。 - ジュース
→ 血糖値が乱れたり、病気のリスクにも。
- ワンタッチ開閉:片手で飲めて便利
- 保冷効果の高い:冷たい水分で体温を下げる効果
▶ 冷たさが持続する水筒を常備して、いつでも水分補給できる環境を整えましょう。



適切な水分補給をしよう!
▼運転中に飲みやすい水筒
熱中症対策②:室温管理


車内の温度次第で、命の危険が変わる!
車内の温度管理は非常に重要です。
長時間の運転では、車内が高温になることで熱中症のリスクが急上昇します。
だからこそ、「適切な室温管理」が命を守るカギになります。
✅ エアコンの温度は24〜26℃がベスト
→ 冷やしすぎも良くない!
✅ 停車中もエアコンを切らない
→ エアコンを切ると、車内温度は急上昇!
✅ 定期的に窓を開けて空気を入れ替える!
→ 二酸化炭素がたまり眠気・疲れる!
エアコンで、車内を快適な温度にしよう。
車内が暑すぎるときの対処法
- エンジンをかけ、窓を開けて走行(数分)
- 車内の熱を外へ逃がす
- エアコンが効きはじめたら窓を閉る
エアコンと換気をうまく活用することで、
“暑さでぼーっとする”状態を防ぎ、集中力もキープできます。



快適な車内づくりで熱中症を防ぐ!
熱中症対策③:休憩


「あと少し」は危険!体調が崩れる前に休む勇気
トラック運転手にとって、こまめな休憩は熱中症予防のカギ。
長時間の運転は、知らないうちに体力・集中力・水分を奪っていきます。
「ちょっとしんどいな…」と思ったときは、迷わず休憩を取ることが命を守る行動です。
✅ 休憩の基本は「1~2時間ごとに10~15分
- 短時間でも仮眠がおすすめ
- 調子が悪かったら、すぐに休憩
✅車内の温度を快適に保つ
→ エアコンを活用して、26℃前後をキープ
✅ 寝台に横になる
→ 少し横になるだけでも回復効果◎
✅水分&塩分補給
→ スポドリや経口補水液でしっかり補給!
✅ストレッチをする
→ 血流が良くなり、体温調節がラクに!
✅体を冷やす
→ 首、脇の下、足首を冷やすと効率的!
無理をして走り続けると、突然の意識障害や脱水症状に襲われるリスクがあります。



「調子が悪くなってから」ではなく、「悪くなる前に休む」が鉄則!
▼トラック運転手の休息時間
熱中症対策④:体調管理


「健康な体」は最大の熱中症予防!
熱中症を防ぐために、日頃からの体調管理がとても大切です。
実は、健康な体ほど熱中症に強い!
日々のちょっとした心がけが、命を守る結果につながります。
✅ 健康な体は熱中症に強い!
- 疲れにくくなる
- 体温調節機能がしっかり働く
- 免疫力が高く、体調を崩しにくい
- 不調に早く気づいて、対処できる
つまり、「健康=熱中症に強い体」ということ!
バランスの良い食事
・野菜・たんぱく質・炭水化物をバランスよく
・特に夏はビタミン・ミネラルを意識して摂る
適度な運動
・1日5分のストレッチや軽いウォーキング
・汗をかいて、暑さに慣れる体づくりを
十分な睡眠
・ 1日7〜8時間が理想。
・ 良い枕・マットレスで睡眠の質もUP!
小さなことから始めよう!
体調管理は最大の予防策!



健康な体が、熱中症や疲労、病気から自分を守る。!
「快適な寝心地」
「寝返りがしやすい」
「フィットする」
ヒツジのいらない枕を使うことで、快適で質の高い睡眠ができる。



お手頃な枕です!



後悔しないマットレスです!
熱中症対策⑤:働きやすい会社


環境次第で熱中症リスクは大きく変わる!
熱中症対策というと「水分補給」「休憩」が注目されがちですが、
実は「どんな会社で働くか」が最も大きな予防策のひとつです。
「働きやすい環境=無理をしなくていい環境」
だからこそ、熱中症にもなりにくくなるのです。
働きやすい会社で働く = 熱中症の予防に
- 長時間労働を強制されない
- 無理なスケジュールや運行がない
- 1〜2時間ごとに休憩が取れる
- 体調が悪いときは休める
- 上司や社長が話しやすい
こうした職場は、自然と社員の健康を守る体制が整っているのです。
❌こんな会社は危険!
- 15時間労働が当たり前
- 「エンジンを切れ」「休憩は短く」と言われる
- 体調不良でも「我慢しろ」と放置される
- 働く人の声を聞かない、改善しない社風
そんな会社では、熱中症になるリスクが非常に高くなります。
そのためには、働く会社をしっかり選ぶことが何より大切です。



トラック運転手ができる熱中症対策5選!真夏を超えるために
▼ホワイト企業の特徴
熱中症になってしまった時の対処法


その場で正しく対応すれば、命を守れる!
熱中症の症状が出たとき、最も重要なのは「すぐに対応すること」です。
放置すれば命の危険もあるため、正しい対処法を覚えておくことが非常に大切です。
- めまい・ふらつき
- 頭痛・吐き気
- 筋肉のけいれん
- 意識がもうろうとする
- 大量の発汗 or まったく汗をかかない
これらの症状が出たら、すぐに行動!
対処法①:体を冷やす
応急処置は「体温を下げること」が最優先!
熱中症は、体温が異常に上昇して体の調整機能が働かなくなることで発症します。
そのため、最初にやるべき対処は「とにかく体を冷やすこと」!
✅ 涼しい場所に移動する
・クーラーの効いた場所
・日陰や風通しの良い場所
✅ 衣服をゆるめて熱を逃がす
・シャツのボタンを外す
・ベルトをゆるめる
・帽子や靴を脱ぐ
✅ 氷や冷たいタオルで体を冷やす
・ 首の後ろ
・ わきの下
熱中症は放っておくと急激に悪化する危険な症状です。
冷やす対処は「一時的な応急処置」ではなく、「体温をしっかり正常値まで下げる」意識が必要です。



命を守るためには“すぐ冷やす”が鉄則。
対処法②:水分補給
「水だけ」は危険!正しい水分補給で命を守る
熱中症になると、大量の汗で水分と一緒に塩分も失われます。
ここで「水だけをがぶ飲みする」のは、逆に体調を悪化させる危険があります。
水だけを大量に飲むと体内の塩分濃度が下がり、
- めまい
- 吐き気
- 頭痛
などの症状が悪化することがあります。
「水+塩分」の補給が基本!
✅ スポーツドリンク(ポカリなど)
→ ナトリウム・糖・水分のバランスが良い
✅ 経口補水液(OS-1)
→ 脱水状態のときに最も効果的
✅ 冷たい水(+塩分タブレット)
→ 手軽に水分補給。塩分も一緒にとろう
「喉が渇いた」と感じる前に飲むことが重要!



こまめな水分補給が重要!
対処法③:横になる
症状が出たらすぐに休む!無理は命取り
熱中症の初期症状(めまい・吐き気・頭痛など)が出たら、
絶対に無理をせず、すぐに体を休ませることが最優先です。
✅ 衣服を緩める
→ ベルト・ボタンを外して体を楽にする
✅ 横になる
→ 仰向け or 横向きになる!
✅ 足を少し高くする(余裕があれば)
→ 血流が安定する!
症状が出たらすぐに対処して、命を守りましょう。



正しい姿勢で休み、体の回復を待とう!
まとめ:熱中症は対策が重要!


命を守るために、知って備えることが何より大切
今回は、トラック運転手にとっての熱中症対策と対処法について解説しました。
運転中に熱中症になると、事故・ケガ・意識障害など、非常に重大なリスクが生まれます。
熱中症は、命を脅かすこともある危険な症状。だからこそ――
対策&早めの対応が超重要!
✅ 水分補給
→ スポドリで塩分・水分をしっかり補給!
✅ 室温管理
→ エアコンや窓の開閉で快適な車内環境を
✅ 休憩
→ 1〜2時間に1回は休憩を。
→ 仮眠・ストレッチも有効!
✅ 体調管理
→ 食事・運動・睡眠で“熱中症に強い体”を
✅ 働きやすい会社で働く
→ 無理な労働がない、会社を選ぼう!



熱中症のことを理解して対策しよう!
熱中症になってしまったら…
- 体を冷やす
→ 涼しい場所で、水や氷で体を冷やす - 水分補給:
→ スポーツドリンク・経口補水液 - 横になる
→ 横になり、衣服を緩めて体を休める
「なんかおかしい」と思ったときに動けるかどうかで、
その後の体調・命に大きな違いが生まれます。
自分の体を第一に考えることが、最も大切な対策です。
そして、“働きやすい環境”こそが最高の熱中症対策になります!



自分の体を第一に考えましょう!