「2024年問題で、ドライバーの給料は上がるって本当?」
「残業が減って、むしろ手取りが減った気がする」
「結局、給料を上げるにはどうすればいいの?」
結論
「2024年問題で給与が上がる」は、半分本当で半分ウソです。給料が上がったのは業績が良く、社員のことを考えている会社にいる人だけ。多くのドライバーは、残業規制でむしろ手取りが減りました。採用側の現役社長として正直に言うと、給料は「待っていても上がらない」。上げたいなら、会社を選ぶことです。
運送会社を経営し、ドライバーの採用もしている私が、2024年問題から2年たった給料の「現実」を、現場の言葉でお話しします。
▪運送会社の経営
▪運送業界10年以上
▪ブログ運営5年

経歴を見る
運送業に携わって10年以上、小さな運送会社で社長をしています。
▪経理
▪配車
▪トラックの運転
なんでもやる毎日です。
ドライバーの仕事は、決して楽ではありません。でも、社会にとってなくてはならない仕事です。
だからこそ、1人でも多くのドライバーが「ここで働いてよかった!」と思える職場に出会ってほしい。
このブログでは、運送業界の内側から見た「リアルな情報」や「働きやすい会社の見つけ方」を発信しています。
あなたの転職やキャリア選びのヒントになれば嬉しいです。
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2024年問題で給与は上がったのか?──現実は「会社による」


ニュースでは「給料が上がる」って言われてましたけど、実際どうなんですか?
結論から言うと、上がった会社もあれば、まったく変わらない会社もある。これが2年たった現場の実態です。
2024年問題とは、ドライバーの時間外労働が年間960時間までに制限された働き方改革のことです。
「人手不足になるから給料が上がる」と言われました。でも、給料が上がるかどうかは、結局「どの会社にいるか」で決まりました。
まずは、当時よく言われた「給与が上がる5つの理由」を、現場の現実と突き合わせてみます。
「給与が上がる」と言われた5つの理由を、現場の現実でチェック


理由①「人手不足だから上がる」→ 現実:上げるのは業績のいい会社だけ
人が足りなければ、給料を上げてでも人を確保する——理屈はその通りです。ただ現実は、業績のいい会社は給料を上げ、業績の悪い会社は上げられていません。



人手不足は同じでも、出せる会社と出せない会社に分かれました。
理由②「運賃が上がるから上がる」→ 現実:給料に回すかは会社しだい
確かに、この2年で運賃を上げた会社は多いです。問題は、その上がった分がドライバーの給料に回っているかどうか。
会社が取るか、ドライバーに還元するかは、会社によってバラバラです。



運賃は上がったのに、給料はまったく変わらない会社もあります。
理由③「離職を防ぐために待遇を上げる」→ 現実:上げる会社と上げない会社に二極化
人が辞めないように待遇を良くする会社は、確かにあります。ただ、それをするのは余裕のある会社だけ。
待遇を上げて人を守る会社と、人が辞めても募集でしのぐ会社に、はっきり分かれました。
理由④「効率化で楽に稼げる」→ 現実:効率化はあまり進んでいない
正直に言うと、「効率化で楽になった」という実感はあまりありません。
効率化を考えている会社もありますが、荷待ちなど荷主側の問題が解消されないことが多く、現場の負担は変わっていないのが実態です。
理由⑤「業績のいい会社が生き残る」→ 現実:これは本当。だから会社選びがすべて
これは、現実その通りです。業績が良く、社員のことを考えている会社が生き残り、給料も上げています。逆の会社は厳しくなる一方。



給料が上がるかどうかは、業界ではなく「あなたのいる会社」で決まるのです。
むしろ手取りは減った人が多い──残業規制の落とし穴


5つの理由を見てきましたが、ここで一番大事な現実をお話しします。2024年問題で給料が上がるどころか、手取りが減ったドライバーのほうが多いのです。
トラックの仕事は、走った分・残業した分で稼ぐ給料体系が多い。だから残業が制限されると、その分そのまま手取りが減ります。
◆ 経営者の一言
「2024年問題で待遇が良くなる」と言われましたが、現場の実感は逆です。多くのドライバーは、残業が減って手取りも減りました。これが、誰も大きな声で言わない本当のところです。
給料が”上がった”のは、こんな会社にいる人
では、給料が上がった人がいないかというと、そんなことはありません。確かに上がった人もいます。共通しているのは、業績が良く、社員のことを考えている会社にいることです。
給料を上げられる会社の特徴



同じ2024年問題を迎えても、働く会社で給料はぜんぜん違います。上がった人と下がった人を分けたのは、業界ではなく「会社」です。
業界の人手不足や二極化の全体像は、運送業の人手不足はなぜ当たり前?で詳しく解説しています。
本当に給料を上げる方法は「会社を選ぶ」こと


ここまで読んでいただければ、答えは見えてきます。2024年問題で給料が自然に上がるのを待っていても、上がらない会社にいれば上がりません。



給料を上げる一番確実な方法は、待遇のいい会社を選ぶことです。
幸い、いまは人手不足で求人が多く、働く側が会社を選べる時代です。良い会社の見分け方はまともな運送会社の特徴7選に、地場ドライバーの年収の実態は地場ドライバーの年収は400万円にまとめています。
そして会社を比べるなら、転職エージェントは1社に絞らず、2〜3社の併用がおすすめです。
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より詳しい比較はトラックドライバーにおすすめな転職エージェント5選をどうぞ。
【現役社長の本音】「上がるのを待つ」より「上がる会社に行く」


最後に、経営者としての本音です。
2024年問題は、ドライバーの健康と命を守るための正しい改革です。それは間違いありません。ただ、それで給料が自動的に上がるわけではない。上がるかどうかは、会社が決めます。



給料を上げたいなら、上がるのを待つより、上がる会社に行く。これが、採用側から見たいちばん確実な方法です。
いまの会社で給料が下がり続けているなら、それは2024年問題のせいではなく、会社の問題かもしれません。一度、外の世界を見てみる価値はあります。
まとめ|2024年問題で給料が上がるかは「会社しだい」


2024年問題と給料の現実を、現役社長の立場で解説しました。ポイントをおさらいします。
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給料は、我慢の量では決まりません。どの会社を選ぶかで決まります。








