トラック運転手の老後は大丈夫?不安の正体3つと今からできる備え5つ【現役社長】

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「この仕事、何歳まで続けられるんだろう」
「年金だけで暮らせるのか、正直不安」
「うちの会社、退職金がない気がする」

結論、トラック運転手の老後の不安は①何歳まで走れるか(体力)②年金と貯蓄(収入)③退職金の有無の3つに分解できます。そしてトラック運転手は、体と会社選びさえ間違えなければ60代でも現役で稼げる仕事です。漠然とした不安を「やることリスト」に変えるところから始めましょう。

この記事では、老後の不安の正体3つと、今からできる備え5つ、そして「老後に強い会社」の見分け方までを、運送会社を経営する現役社長が解説します。

★この記事でわかること

✓ 老後の不安の正体3つ(分解すれば打ち手が見える)

✓ 今からできる備え5つ

✓ 「老後に強い会社」の見分け方

✓ 現役社長の本音(60代でも稼げる人の共通点)

「退職金のある会社に、いまのうちに移っておきたい」という方は、先にこちらをどうぞ。

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目次

老後の不安の正体は、この3つに分解できます

「なんとなく不安」のままだと、何も手を打てません。まず正体を3つに分けます。

①体力——何歳まで運転の仕事を続けられるか

②収入——年金と貯蓄で、老後の生活費が足りるか

③退職金——中小の運送会社には、退職金制度がない会社もある

こうして分けると見えてきます。①は習慣と働き方、③は会社選びの問題。②も、①と③が整えば大きく楽になります。つまり老後の備えの大半は、いまの働き方と会社選びで手を打てるということです。

今からできる備え5つ

①健康に投資する|定年まで走れる体が最大の資産

この仕事は、体さえ元気なら60代でも現役で稼げます。逆に体を壊せば、その瞬間に収入が止まります。実際に、体を壊して働けなくなった運転手を、私は見てきました。睡眠・食事・腰のケアは、老後の備えそのものです。

具体的な方法はトラック運転手が健康に働く方法7つにまとめています。

②体に負担の少ない働き方に移っていく

年齢とともに、働き方も変えていくのが賢い備えです。

✓ 手積みの少ない仕事(パレット中心)を選ぶ

✓ 長距離から地場・中距離へ移る選択肢を持っておく(地場ドライバーのリアル

✓ 腰は消耗品。痛みが出る前の対策を早めに

③退職金・企業年金のある会社を選ぶ

ここが一番差がつくところです。同じ仕事をしていても、退職金制度のある会社とない会社では、老後のスタート資金がまるで違います。求人票の「退職金制度あり」の記載と、勤続何年から支給されるかを確認してください。面接で聞いてかまいません。

正直な話をすると、うちの会社にも退職金制度はありますが、金額が大きいわけではありません。中小の運送会社では珍しくない実情です。だからこそ、制度のある会社を選んだ上で、次の④「自分で貯める仕組み」との二本立てにするのが現実的です。

確認の仕方は転職の注意点7つ|入社前チェックリストとあわせてどうぞ。

④小さくてもいいので、貯める仕組みを作る

意思の力で貯めるのではなく、仕組みで貯めるのがコツです。手当や歩合が多く乗った月に、先に一定額をよけておく。金額は小さくても、続く仕組みのほうが強いです。

年金や積立の制度は種類が多く、条件も人それぞれなので、詳細は公的機関の窓口や専門家に確認してください。

⑤稼げるうちに、稼ぎ方を整える

40代・50代は、実は稼ぎを伸ばせる時期でもあります。けん引や危険物など資格を積めば単価の高い仕事に移れますし、同じ仕事でも会社を変えるだけで年収が上がることもあります。

職種別の年収と上げ方は年収ランキングと収入の上げ方、資格の掛け算はタンクローリートレーラーのリアルが参考になります。

「老後に強い会社」の見分け方

✓ 老後に強い会社の条件

✓ 退職金制度がある(勤続条件まで確認)

✓ 50代・60代のドライバーが実際に働いている(=長く働ける証拠)

✓ 手積みが少なく、体に無理のない運行設計

✕ こんな会社は老後に弱い

✕ 退職金の記載がなく、面接で聞いてもあいまい

✕ 若手ばかりで、年配の運転手が残っていない

✕ 体力で乗り切らせる仕事の組み方

いい会社の条件全体は運送会社ホワイト企業の7つの条件で解説しています。探すなら、退職金や年齢構成などの内部情報を持っている転職エージェントが近道です。

【現役社長の本音】60代でも稼げる人の共通点

うちの会社にも、年配のドライバーは活躍しています。現在の最高齢は60歳。そして同業には、73歳で現役のドライバーもいます。重機や機械の輸送は手積みがほとんどないので、体への負担が少なく、経験がそのまま武器になるからです。

うちでは「年配だから特別な配車」はしていません。そのかわり、若手も年配も、なるべく楽に仕事ができるように運行を組む。それが結果的に、長く働ける会社を作ると考えています。長く走り続けている人の共通点は、はっきりしています。体を大事にしてきたこと。そして、自分に合う仕事内容と休みの会社で働いていることです。年齢で辞めていくのではなく、合わない会社と壊れた体が人を辞めさせる——経営者として、そう感じています。採用側の本音をもうひとつ言えば、うちでは50代の採用もしています。見ているのは年齢ではなく、健康とやる気です。40代・50代からの備え直しは、遅くありません。

◆ 経営者の一言

老後の備えは、貯金より先に「長く働ける体と環境」です。これがあれば、稼げる期間そのものが延びます。

まとめ|不安は、分解すればやることリストになる

この記事のおさらい

✓ 不安の正体は「体力・収入・退職金」の3つ

✓ 体への投資と働き方の調整が、最大の老後対策

✓ 退職金制度の有無は、求人票と面接で必ず確認

✓ 60代でも稼げるかは、年齢ではなく体と会社で決まる

老後の準備というと、お金の話ばかりになりがちです。でもこの仕事の場合、いちばん確実な備えは「長く走れる体」と「長く働ける会社」。どちらも、今日から動けるものです。

不安は、分解すればただのやることリストになります。ひとつずつで大丈夫です。まずは自分の会社に退職金があるか、確認するところから始めてください。

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