「トラック運転手って、やっぱり休みが少ないの?」
「土日も走らされて、体がもたない」
「家族との時間が取れる会社に移りたい」
結論、トラック運転手の年間休日は平均105日前後で、全産業の平均(約120日)よりたしかに少なめです。ただし、これはあくまで平均の話。休みの数は職種と会社の設計で大きく変わり、年間休日110日以上でしっかり休める会社は実在します。
この記事では、休みが少ないと言われる理由5つと、休みが多い会社の見分け方、そして現実的に休みを増やす方法3つを、運送会社を経営する現役社長が解説します。
★この記事でわかること
✓ トラック運転手の年間休日のリアル(平均105日の中身)
✓ 休みが少なくなる理由5つ
✓ 休みが多い会社の見分け方(求人票・面接でのチェック点)
✓ いまから休みを増やす3つの方法
「休みの多い会社が本当にあるのか、先に求人を見てみたい」という方は、こちらからどうぞ。
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トラック運転手の年間休日は平均105日前後|全産業より2週間少ない

いまの会社、月に6日くらいしか休めていません…。これって業界では普通なんでしょうか?
まず数字から確認します。トラック運転手の年間休日は平均で105日前後。
全産業の平均が約120日ですから、差はおよそ15日、ほぼ2週間ぶんです。月6日前後の休みという働き方は、業界の平均像に近いところにあります。


年間休日の目安
・全産業の平均:約120日(完全週休2日+祝日のイメージ)
・トラック運転手の平均:105日前後(週休2日に届かない月がある)
・会社による幅:90日を切る会社から115日を超える会社まで
ここで大事なのは、105日というのは「少ない会社」と「多い会社」をならした数字だという点です。同じ業界の中に、90日を切る会社と115日を超える会社が両方あります。つまりどの会社にいるかで、休みは1か月ぶん近く変わります。
また、職種によっても休みの取りやすさは変わります。毎日家に帰れる地場は休みが読みやすく、長距離は運行スケジュール次第で不定期になりがちです(そのぶん給料は高めです)。職種ごとの生活の違いは長距離ドライバーのリアルと地場ドライバーのリアルで詳しく書いています。
なお、休みとセットで気になる「労働時間」の実態はトラック運転手の労働時間はどれくらい?にまとめています。
トラック運転手の休みが少なくなる理由5つ
では、なぜ「休みが少ない」と言われるのか。理由を5つに整理します。読みながら、それが業界の問題なのか、会社の問題なのかを意識してみてください。


1長時間労働とセットの構造
1日の拘束時間は原則13時間(延長しても15時間)まで認められており、走った日は帰りが遅くなりがちです。すると休日が「遊ぶ日」ではなく「回復する日」で消えていきます。2024年からは時間外労働に年960時間の上限が設けられ、働かせ放題には歯止めがかかりました。
2ドライバー不足
人が足りない会社では、いまいる運転手に仕事が集中します。「代わりがいないから休めない」という状態は、裏を返せば人手の余裕をつくれていないということです。
3物流は土日祝も止まらない
スーパーやコンビニの棚は土日も補充され続けます。業界全体として、土日祝の固定休が作りにくい仕事があるのは事実です。ただし、土日の仕事を誰がどう回すかは会社の采配です。
4会社の運行設計の問題
同じ地域で同じような荷物を運んでいても、休ませる会社と休ませない会社があります。配車の組み方、受注量の調整、人の配置。すべて経営判断です。
5荷物量の増加
ネット通販の拡大で物量は増え続けています。仕事を受けるだけ受けて調整しない会社では、そのしわ寄せが現場の休日に来ます。
こうして並べると見えてきます。②④⑤は会社の設計の問題で、①③も会社の対応しだいで大きく変わります。
休みが少ないのは「業界」ではなく「会社」です
「トラック業界だから休めないのは仕方ない」と諦める必要はありません。休みの数を決めているのは、業界ではなく今いる会社の設計です。だからこそ、会社を見る目を持てば休みは変えられます。



同業を見ていても思います。休みが少ない会社は、運転手のことやルールを考えていないだけです。調整はいくらでもできる。
やらないだけなんです。


求人票・面接で確認したい3点
✓ 年間休日の数字が明記されているか(110日以上が目安)
✓ 休日の内訳(日曜は固定か、土曜は隔週か)
✓ GW・お盆・年末年始の扱い(休みか、稼働か、選べるか)
こんな求人・面接は要注意
✕ 年間休日の記載がない、または「応相談」でぼかしている
✕ 「休みより稼ぎたい人向け」を強調しすぎている
✕ 面接で休みについて質問すると嫌な顔をされる
面接で休みのことを聞いてもいい?(採用側の本音)
聞くこと自体はまったく問題ありません。ただ、求人票に書いてあることをそのまま聞くのはもったいないです。記載内容は読んだ上で、「休日出勤は月にどれくらいありますか」のような具体的な質問にすると、休みの実態が分かるうえに、働く意欲まで伝わります。
面接の場でダメな会社を見抜くポイントは、入ってはいけない運送会社の特徴7選で採用側の目線から詳しく解説しています。
いまから休みを増やす方法3つ
最後に、いま休みが少なくて悩んでいる方が現実的に取れる手を、効果の出やすい順に3つ紹介します。
1いまの会社で運行の相談をする
採用側の本音は「辞められるくらいなら、配車を調整したい」です。人を新しく採るほうが、よほど大変だからです。
✓ 伝え方は具体的に。「月にあと2日休みたい」
✓ 言うタイミングは早いほど通りやすい(配車が組みやすいため)
✓ うちでも、言われれば配車を変えます(急な休みにも対応)
2職種を変える
長距離から地場・中距離に変わるだけで、生活は一変します。
✓ 毎日、家に帰れる
✓ 休みの予定が立てやすい
✓ いまの会社の中で、運行変更を相談できる場合もあります
地場の働き方は地場ドライバーのリアルをどうぞ。
3会社を変える ★いちばん確実
休みの数が会社しだいで決まっている以上、設計の良い会社に移るのが根本解決です。
✓ 相談しても変わらない会社で、体と時間をすり減らす必要はありません
✓ 実感では、休みが多い会社のほうが稼げることさえあります(休みも給料も、出せる会社は両方出せる)
だからこそ、働く会社選びがすべてです。


休みの多い会社探しに転職エージェントは必須です
✓ 「年間休日110日以上」の条件で絞って探してもらえる
✓ 休日の内訳や実態など、求人票に出ない内部情報を持っている
✓ 完全無料で、在職中でも使える
どのエージェントを使うかはトラックドライバーにおすすめな転職エージェント5選で比較しています。
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【現役社長の本音】うちの会社の休みは、こう決めています
参考までに、私の会社(重機や建設機械を運ぶ運送会社です)の実例をお話しします。
うちの会社の休みの実例
・日曜は固定休、土曜は隔週休み
・GW、お盆、年末年始はしっかり休む
・仕事が薄い日は、休みや早上がりにする
特別なことをしているつもりはありません。受注量と人員のバランスを見て、休める設計にしているだけです。受注を断ることはありませんが、社員の休みと重なるときは配車を調整したり、協力会社さんにお願いしたりして回しています。それでも仕事は回ります。逆に言えば、休みが極端に少ない会社は、その設計をしていない会社だということです。
◆ 経営者の一言
あなたがいるのは「休めない業界」ではなく、「休ませない会社」なのかもしれません。



休みも労働時間も、結局は会社の設計の問題です。その気のない会社で我慢し続けても、あなたの休みは増えません。
まとめ|休みは「我慢するもの」ではなく「選ぶもの」


この記事のおさらい
✓ 年間休日の平均は105日前後。ただし会社によって90日未満〜115日超まで差がある
✓ 休みが少ない理由の多くは、業界ではなく会社の問題
✓ 求人は「年間休日110日以上・内訳・大型連休の扱い」で見分ける
✓ 増やす手順は、運行の相談 → 職種を変える → 会社を変える
トラック運転手の仕事そのものは、この先もなくなりません。だからこそ、働く会社は選べます。休みの多い会社で長く健康に走ることが、結局はいちばん稼げる働き方でもあります。



迷っているあいだも、休みは増えません。求人を眺めて相場を知るところからで大丈夫です。動いた人から変わっていきます。
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